先日、アカデミー生&NET生限定の入試直前京芸模試がありました。
みんな入試前最後の模試なのでやはり試験当日も合評会でも並々ならぬ緊張感がありました。
直前模試としては、想定課題という珍しい出題にみんな初日から大いに戸惑ったデッサン。
京芸で想定モチーフは、過去にも例も見ないので、限りなく出題される可能性は低いと思いますが、これもひとつの経験。
ないものを書くという難しさは、目の前にあるものを書く難しさとは別次元の難しさがあったと思いますし、得意のデッサンで点数を稼ごうと思ってる子は多いけど、本当に何が出されるか分からないし、得意科目と思っていたものが、試験本番うまくいかない場合もありますからね。
今更想定、なんて出されたら京芸受験生としては本当ご勘弁願いたいですよね”(-“”-)”(笑)
上位作品は想定モチーフのたこ焼きがおいしそう(*^^*)
あと、画面の構成力。
立体的に見える置き方をしていたり、空間を感じさせる配置であったり。
一見描きどころが乏しいモチーフも、置き方や加工次第で陰影をつけることができるし、描きどころを自分で見つけてバランスよく構成できていたことが高評価に繋がりました。
色彩は、従来のいわゆるモチーフ構成とは少し違うアプローチの出題でしたが、
普通のモチーフ構成やん!ってなってる子が多くて、やはり出された条件や課題に見合った構成ができるかどうかが、大切ってことをみなさん再確認。
あとは色ね。
今回のテーマはエンジョイ。エンジョイっていうテーマに対して、そもそもその色選ぶ?みたいな作品はやはり下位に沈んでしまいました。
せめて出されたテーマやモチーフからひっぱってくるイメージや、配色は、基本誰が見ても共感できることを心がけて!色で答えるからには、そこでズレてしまうと、一気にテーマから逸れて見えてしまうからね。
立体は所謂過去問から。
箱の中に立体を作る、という課題。
上位作品が箱の中の狭さを活かして箱そのものに広がりを見せたり、限られた空間の中にも見所をきちんと作れていたのに対して、下位作品は、それ別に箱の中で作らんでもいいやん!ってなる作品が続出しました。こちらも色彩同様、課題を最大限活かした回答が望ましいということが再確認できましたね。
今回最後の模試なのに失敗してしまった子、あるいは最後の最後上位にのし上がれた子、結果はそれぞれでしたが、まあ模試は模試。
あくまでも本試験に向けた、いい失敗だったと、いい成功だったと思ってほしいです。
いよいよ前期試験まで最後の一週間。
残りできることは本当にわずかかもしれませんが、そのわずかが合否に関わる生命線になり得る。最後の最後まで何が起こるかわからないのが受験。
だから諦めてはいけませんよ!
はー、しっかしいよいよだねえ。開幕だねえ。ドキドキしてくるなー…おなか痛いyo…(←講師)
え、みんなはまだドキドキしないって?
うっそん。
講師 Ⅼ子
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